小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

食洗器を買った

数か月前、食洗器をついに買った。

たしか、数年前に小型食洗器が発売されたときにKに提案をしたのだが、その時にKは自分が洗うから食洗器を買うなんてもったいないよ、と反対をした。

しかし、Kも仕事がそれなりに忙しくなり、わたしはそれなりに閑居しているものの洗い物は嫌いであり。夜ご飯を食べた後に食器を洗うのは苦痛だし、翌朝に台所のシンクに汚れ物があるとそれなりにストレスになるし。朝一で食器を洗うのは、Kが自分ですると言い出したとはいえ、理想とは言えない状態。で、わたしが洗うという選択肢はないんだな。

そこで、再度、Kに食洗器を提案。

最近のものは小さくなっており二人用食洗器は脱衣所の空きスペースとなっている棚の上における。そこなら排水も給水も問題ない。音は結構するが脱衣所においてしまえば気にならない。気になる水蒸気や湿気は脱衣所には24時間稼働の換気扇があるので問題ない。最近のものは性能がよくなって洗い残しなんかもないらしい。そして、値段も安い。いろいろレビューも見てみたけど、ストレス軽減にもなりそうだし、QOLも向上しそう。なによりもKの負担が減ると思う。とにかく一度実店舗に見に行ってみよう、そのついでにステーキも食べに行こう。

そして、気が付いた。うちの脱衣所が有能すぎる。

実店舗に見に行き、大きさや形など一番よさそうなシリーズに決定。機能は乾燥は必要ないというKに対して、まああったほうがいろいろといいんじゃないか、というふわっとしたわたし。そして、ふわっとした意見のなんとも言えない説得力のなさにKがなぜか折れて、乾燥機能付きの小型食洗器を買った。

給水につなぐときのアダプターや排水チューブの設置などいろいろとあったけれど、まあ、それは別の話。

食洗器が我々の生活を如何に変えたか、ということだ。

それはもう、劇的に。

朝に台所が汚くない。いつでも台所がきれい。わたしが次々とコップを使ってもKがイライラしない。突っ込むだけで食器がきれいになる。わたしが洗うよりずっと綺麗。わたしはよりたくさんの食器をうまく食洗器に詰め込むことが趣味になった。

脱衣所まで食器をもって往復するのはちょっと面倒くさいけど。そのめんどくささを補って余りあるQOLの向上が我が家にもたらされた。

素晴らしいね、食洗器。

ちなみに、うちの機種は乾燥コースでも、乾燥なしコースでも、終了後の渇き具合はほぼ同じ。

「熱いお湯で洗うんだから、渇いちゃうから乾燥機能はいらないって言ったよね~」とKは意地悪。いいじゃん、乾燥機能が必要になる明日がいつ来るかわからん。