小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

Realistic Options


「どうしたの、eiさん?」
うーん、やなことがあるんだよね…。あんたの後ろに落ちてる紙くずも捨てないとねえ…。



「そういう時は、僕と遊ぶといいですよ」
それでわすれられるといいんだけどねえ。



「おや、深刻ですか?」
まあねえ…。













なにか悩みがあるとき、その悩みの要因に対して自分がコントロールできるかどうかを判断するのは大切。コントロールできないものをコントロールしようとするくらい不毛なことはない。だから、相手が自分の望むような行動をとることはないと理解する。相手の自己決定権を尊重する。

理解してもさー。尊重してもさー。そりゃさー、理想論だけどさー。それでもすげー不愉快じゃん? このわたしの不愉快な気持ちはどうすればいいってぇの? うらうらー。

だいたい、相手だって自分がそういう行動をとればわたしが不愉快になることを知っていてそのリスクを犯してもそうしたいと思ってるわけじゃん。じゃあさ、わたしが不愉快になって怒ってしまうこともコントロール不可能要因として受け入れてもらおうじゃないか。うらうら。怒ってんだぞ、わたしは。

…う、なんて不毛なんだろう。あまりにも不毛なので羽毛布団に包まって春がくるまで冬眠したいです。




「そういう時はね、僕と一緒にコタツに入ってぬくぬくしましょう」
おかめ・・・お前、いい奴だな。うぅ…。

そうだね、時間がたつのを待つしかないこともあるからね。なにもしないことも、また一つの選択。

とりあえず、落ちていた紙くずはゴミ箱に捨てました。



追記(3月9日夕刻)
怒っているのはカモフラージュで傷ついていることを隠しているんだとわかりました。わたしにとっては重かった約束は相手にとってはどうでもいい約束で、簡単に反故にしてしまえるものだったようです。しかも相手はわたしの傷には気がつかずにすでに日常に戻っているようです。傷は小さいですが深くて指を入れるとするすると入っていきます。あまりにも鮮やかに切れているので血も出ていません。きちんと自分の気持ちを伝えるという選択肢を選ばなかったわたしが招いた結果ですから、受け入れるしかないんでしょうね。さて、これからどうするかはまた選ばないといけません。