小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

空気座布団

わたしの骨盤はゆがんでいる。出産直後から腰痛がひどく医者に見てもらったら骨盤が出産後にきちんともとの位置に戻っていないとか。骨盤体操や整体に通ったのだけれど、いまだにゆがみは残っていると感じる。

特に感じるのはKにバイクの後ろに乗せてもらっているとき。自分でも右足のほうがやや外に開きやすく体重がかかりやすいのがわかる。なるべくバランスよく乗っているつもりなのだけれど、もしかして彼女の運転に影響を及ぼしているのでは、といつも気になる。

また、仕事が仕事なので一日中座っていることがほとんどなのだけれど、右足の股関節と右の腰が痛くなる。ひどいときは午後になると座っているのが苦痛になり、体をぐねぐねと際限なく動かし続けてしまう。骨盤の微妙な傾きが影響をしていることは想像に難くない。

骨盤体操やヨガをしてるものの、そう簡単に魔法のように治るものでもないだろう。なので、座る座布団に工夫を凝らしてみることにした。

はじめは、日本にいったときに低反発の座布団を買ってみた。しかし、これはわたしの体重だと完全にせんべい状態になるまでつぶれてしまうので、まったく意味がない。あんな薄い座布団で低反発の意味があるくらい日本の女性というのはやせているのだろうか。そんなのわたしの好みじゃない。やはり、抱き合ったときにやわらかく適度な脂肪の丸みがあるくらいでないと。太ももの間を隙間風が抜けていくような女性は嫌だ。

次にキャンプ用の厚さ8mmのウレタンマットを切って左右の高さを重ねる枚数を変えることで自分にあうように調節してみた。これはかなりいい感じだった。ウレタンは2枚重ねるとわたしの体重でもつぶれてしまわない。なかなか快適であるのだけれど、少しでもずれたりすると体に合わなくなりかえって腰痛をひどくしてしまう。座りなおしたりすると位置がずれてしまうので、そのたびに置きなおしをしなければいけなくて少々面倒くさい。

なかなか自分のほしいものはないものだ、と思っていた。

そんな時、スーパーの便利品コーナーで見つけたのがこの空気座布団。

硬さは入れる空気の量で好みに調節できる。材質はヨガボールと同じ。片面はいぼいぼでもう片面は平らになっている。ドイツ製(というだけでなんか信用してしまう単純なわたし)。

これに変えて3日だけれど、股関節の痛みや腰痛はほとんどない。しかもお尻も硬い床の上に座っていても痛くならない。適度な厚みがあるので胡坐をかくのも正座っぽく座るのもとても楽*1

ただ、縁が硬いので、直接座ると縁に触れている太ももの裏の部分がかなり痛くなる。でも上からシープスキンの敷物をかけると痛くない。

なかなかいいものを見つけたととてもうれしい今日この頃。

そういえば、机に座って仕事をするときに椅子ではなくヨガボールに座ってすると腰痛になりにくいと友人に教えてもらったことがある。この空気座布団、さしずめ、小型ヨガボールというところだろうか。

*1:わたしは床に座って座卓で仕事をしています。