小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

年末年始

久しぶりに海辺の温泉の部屋でゆっくりと年末年始を過ごした。

一応、仕事もしようとPCも持って行ったのだが、結局、温泉の部屋に送った荷物がいつ届くのかを確認しただけだった。Kはデジタルデトックスだと笑っていた。

テレビを見たり、温泉に入ったり。町におりて買い物をしたり。解凍ものではあるものの、地物の生シラスを買ってきたり。町の和菓子屋さんで粟餅を買ったり。ストーブで熱燗付けたり。だらだらしたり、ごろごろしたり。

それで大晦日は二人でのんびりと海辺まで歩き、海岸沿いにゆっくりと歩いた。よく晴れているのに風花が舞っていた。どこから雪が来ているんだろうと不思議に思って沖に目をやると、千葉が宙に浮いていた。

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そして沖では雪が降っている。

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そんな景色を眺めながら、午前中から海辺のカフェのテラスで赤ワインとオニオンリングと生ハム。

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港を出入りする船を眺めて、遊覧船を追いかけて群れ飛ぶウミネコを眺めていると、時間はあっという間に経ってしまう。

お雑煮の具を買うためにスーパーに向かいつつ、温泉の部屋を買ったときにいろいろと買い揃えた生活倉庫の前を通りがかったらなくなっていた。…と思ったら、角を曲がったところに移転していた。しかも店舗が大きくなっていた。よかったね、とKと喜んで店の中をのぞいた。いろいろと見ているときに、Kがダウンロードしていたマトリックス三部作を見るためにHDMIケーブルが必要じゃん、と気が付いた。300円なり。

晦日の夜は早めに寝て、翌朝は早起きして屋上で初日の出を見た。

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そのあと、神社まで初詣に歩いた。おみくじは小吉、己の弱さに負けず勉学せよ、とのお告げ。そうね、それが大事。じたばたせずに、できることを一つずつやっていこう。

帰ってくる電車の中からは、富士山がきれいに見えて、いつもは見えない遠くの島まで見えた。そして、江ノ島灯台も見つけられた。見えることがそのものの存在を証明するわけではないけれど、見えるということはやはりうれしいことだと思う。なので、そろそろ老眼鏡の必要性も検討しつつ、眼鏡屋に行こう、と新春の決意はそこからかな。

 

本年もよろしくお願いいたします。

誰にとっても実りの多い一年となりますように。