小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

思い出をたどる

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人生の節目でもあることだし、今までお世話になりっぱなしの神様に報告に行くことにした。絵馬を奉納して、ありがとうございました、これからも頑張るので応援ヨロ。

Kが取ってくれたホテルへの行き方は大体わかっていたが、どうも見覚えがある。路地を抜けてホテルの前について分かった。映画館だったところだ。2階はスポーツ用品店で、よくシューズを買いに行ったりしていた。お好み焼き屋の暖簾はあの時使っていたものではないか。少し行ったところにある半地下のラーメン屋もあった。

商店街を歩いていくと、直角に別の商店街と交差するところで急に上り坂になる。なくなってしまった店もあり、まだあった店もあり。懐かしい喫茶店でウィスキー入り紅茶を飲む。なくなっていると思っていたバーがまだあり、マスターも健在。毎日ランニングをしていた場所やバイトをしていた店。遅刻と戦ったチャペル。偶然入ることができた建物で、階段の形を見てよく出入りしていた研究所跡だとわかった。いつも昇っていた高い石段を上ると息が上がった。洋館のティールームでスコーンを食べて、Kがジャムで手をべたべたにしていた。

思い出に思い出が重なっていくのって、人生の地層かな。

 

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人込みではマスクをして、公共交通機関の中では手袋をして、要所要所でアルコール綿で手指消毒をして過ごしました。