小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

自分が手にしている現実

Kとわたしがこれからどうしたいかをかなり真剣に話しました。そのことに対してとってもKが積極的でうれしい。

「だって3万5千円する本がほしいって言ったら、eiはその場で買いなさいって言ってくれたでしょう。それと一緒」
「えー…だってあれはKの仕事にどうしても必要な専門書だったでしょ。そういうものはちゃんと買わないと」

わたしが前向きにるるるんと生きているとうれしいといってくれるK。したいことがあるなら気が済むまですればいいし、そうじゃないならそうじゃなくていいし。

ただいま、わたしは暗中模索です。でも、あと一年半くらい、勉強したいなあ…。離婚歴あり、子供あり、変猫あり、ガールフレンドあり。なんでもありの中年ニートです。そういうわたしを受け入れてくれるKには感謝してもしたりない。

こんな話をしている最中にKがとある提案をしてきて、一瞬うろたえてしまいました。とてもうれしかったのと同時に、その現実をわたしが手にしていることがいまだに信じられなくて。

わたしはとても幸せです。その幸せはまだ新しいジーンズみたいにしっくりとなじんでいないんだな、とおかしかったです。早くこの幸せを身につけて野山を駆け回って泥だらけになって何度も洗濯をして。

先が見えないことは本当に楽しい。この山道をのぼりきったら稜線からはどんな風景が見えるんだろう。そうやって自分の地図を書くことを許してくれる人に心から感謝したいです。

わたしの前に道はありません。わたしの後にも道はできません。わたしはわたしのいきたいところへるるるんと歩いていくだけです。

どうもありがと。