小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

正しい道具

Kが頑張って頑張って、タケノコを掘る権利を手に入れた(ということにしておこう)。

そしてタケノコを掘りに行った。

道具がいる、ということで行く途中でホームセンターによった。タケノコを「掘る」んだから、と我々はシャベルを買うつもりでいた。大きすぎるものを買ってもしまうところに困るし、やや小さめのシャベルを買おうかと検討していた。前回は折りたたみできるシャベルにして折れてしまったので、今回は折りたたみではないものを選びたい。店員さんに聞いてみた。そうすると、

「タケノコを掘るなら、クワですね。僕も掘ったことはないんですが、クワがいいですよ。これなんか、タケノコにいいって書いてありますし」

と。

そこで、小さめのクワを買った。なんとなく、違う道具もあればいいんじゃないか多様性、と思い、同じくらいの大きさの先が三つに分かれているものも買った。

結果、クワ、優秀でした。今までの苦労は何だったんだろうと思うくらい掘りやすい。掘るんだからシャベルだろうというわたしの硬直しきった発想よ。前頭葉の機能低下が著しい…。そして、違う道具もあったほうがいいのではという無駄。タケノコの周りを耕してどうするんだ。まったく。めっちゃ耕せたけどな、三又のあの子。

正しい道具があれば、正しい作業が行える。この当たり前のことを当たり前に行うことの難しさよ。

タケノコのあく抜きは、以前に買った大きい寸胴鍋で行いました。吹きこぼれもせず、ゆで上げました。

明日はたけのこご飯。