なんで仲良くしないといけないの?
小学校のときにものすごく嫌だったのは、クラスメートという理由だけで
「仲良くしなさい」
といわれること。
クラスメートなんて教師達が勝手に作り上げたものでたまたまおんなじクラスの中にいるだけなんだから、それを理由に仲良くなんてできない。
それに、どうしても好きになれない人というのはいる。
そういう人をいじめたりするのは論外だけど、仲良くする必要なんてないと思う。礼儀正しく、距離を保ちたかった。
わたしはグループ行動がとても苦手だ。だから、工作の授業でもひとりで作業をすることを好んだし、休み時間もひとりで本でも読んでいたい感じだった。ことに、女の子の「グループ」は苦手だった。秘密や弱さを共有して
「わたし達、親友だよね」*1
って言い合って。でも、お互いの陰口はたっぷりといいあう。
結局、大学に行ってもそういうのが苦手だったので、卒業旅行にも行かなかったし、卒業アルバムのグループ写真にも写らなかった(誘われたけど断った)。同期の学生の懇親会にも出たことがない。だって、なんで全員と仲良くならないといけないわけ?
いい人だな、とか、この人と仲良くなりたいな、と思ったらその人個人と仲良くなりたい。会うんだったらその人と会いたい。その人の親友が誰かは知らないが、それはわたしの友人ではない。友達の友達は友達じゃない。友達の輪なんて広げたくもない。
まあ、そんな風に思っているわたしは扱いにくい人間なんだろう。
Kはセットメニューとか食べ放題が好きじゃないという。自分の食べたいものだけ食べたほうが高くなっても満足できる、と。それは人間関係に対してもいえるんじゃないかな…。
まあ、これは社交的ではなく外向的でもない自分に覚えている劣等感の裏返しです。
とりあえずは、単品オーダーで。