小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

たたきごぼう

ごぼうがたくさんあるのでたたきごぼうを作ることにした。

きんぴらごぼうは美味しいけれど大量のささがきををするのはちょっと面倒くさい。たたきごぼうなら適度な長さに切ってたたけばいいだけだ。

皮をこそげ適当な長さに切り酢水につけ茹でる。茹で上がったらキッチンタオルに挟んで叩く。本来ならすりこ木かめん棒で叩くのだが。

うちにはすりこ木もめん棒もない。

しかし、かなづちはある。

そこで台所の床に胡坐をかいて膝の上にまな板を乗せかなづちでごぼうを叩いた*1

かなづちで叩くとごぼうが面白いくらいに気持ちよくつぶれる。食べ物をかなづちで叩いてつぶすという妙に背徳感のある気持ちよさで台所の床の上に胡坐をかいて、へへへ、と笑ってしまった。笑っていたらKが来て作業を覗き込んでいた。

Kにも叩かせようか、と思ったけれど、あまりの快感にひとりで最後までごぼうを叩いた。



たたいたごぼう酢醤油と出汁をあわせたものに漬け込み煎りゴマをふりかけて食べました。明日になったら味が良くなじんでもっと美味しくなるでしょう。たのしみ。

*1:作業台がないのでシンクで作業をすることになるけれど、下の階への騒音を考えるとそうしたほうがいいかなと思って。ダイニングテーブルも椅子もまだないのです。