小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

そんな偏見は知りませんでしたよ。


ネットをぶらぶらしていたら変な記事を見つけました。


LONDON (Reuters)
Sun Jan 27 2008 2:35pm GMT
Forty years after feminists threatened to burn their
bras, British women have won another battle in
the fight for equality.
Asda, Britain's second-biggest food retailer and
owned by U.S. giant Wal-Mart, says it will no
longer charge women more for bigger bras in its
George fashion range.
"We're putting an end once and for all to one of
the last prejudices -- that of the bigger-busted
woman," said brand director Fiona Lambert in a
statement.
"From now on, all bras at George will be exactly
the same price from A cup through to F cup."

女性解放運動家がブラジャーを焼くという抗議行動をしてから40年たった今、英国の女性は平等に向けての新たな勝利を勝ち取った…という扇動的な始まり方をするこの短い記事。要するに、米国の悪名高いスーパーのウォールマート傘下にある英国のスーパーのチェーンのアスダが、自社ブランド「ジョージ」においてブラのサイズによる値段格差をなくすことにした、という記事です。

ジョージのディレクターのFiona Lambert女史はこんなこと言ってますね。

「最後の偏見、要するに胸のでかい女が持ってる偏見もこれでしまいや。これからはジョージのブラは全部AカップからFカップまで同じ値段じゃあ」
(↑悪意の翻訳)

待て。
待て。

確かに、AカップもDカップもFカップも同じブラだし、やさしく胸を包み込むことには変わりないだろうけど。しかし、根本的に布の値段ってものがあるでしょう。

胸のでかい女の偏見って…。

あのね、胸がでかいとね、どんなブラをするかというのは死活問題なんですよ。ヘタなブラをすると肩は凝るわ、首は痛いは、胸は不安定でいらいらするわ、いいことなしです。なのでわたしは少々高かろうが必ずとあるブランドのブラを選んでいます。超高級とかブランドだけで値段をぼったくるような下着ならともかく、良心的ブランドのよいブラにはそれなりの値段を払わないと駄目なんじゃないの? いいブラは高いんですよ。それで、そういういいブラは大きなサイズになると材料費や縫製の仕方などなどで必然的にある程度高くなるんじゃないの? それを偏見って言って非難されるとは思っていなかった。うわー。わたしってば偏見に満ち満ちていたのね。

しかもさ。

もともと材料費だけでも高くなる大きなサイズのブラを小さなサイズのブラと同じ値段で売るってことは、小さいブラの値段に大きいブラの値段をカバーさせてるんじゃないの? それって、結局は胸の小さい人の搾取やん?

それとも、あれか。人件費の安いところに工場を建てて、一日18時間労働をさせてめっちゃくちゃ安くブラを作ってるから大きめサイズのブラの値段を削っても利益が出るって寸法ですか。

どっちにしても、そんなブラ、わたしは願い下げやな。

それにサイズの大きいブラは高いって思うのが最後の偏見ってさ…。世の中には戦わないといけない偏見ってもっともっとたくさんあると思うんですけどね。

…例えば、純血種の猫は気高いとか。って、これもどうでもいい偏見ですな。

とりあえず、気高くない証明だけ。笑。