小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

万年筆のメンテナンス

先日、音波歯ブラシで洗浄していい感じの万年筆。が、どうも首のところからインクが漏れているっぽい。メンテナンスに出せばいいらしいのだけれど、モンブランのホームページがどうしようもなく使えないので欲しい情報がまったく手に入らない。銀座7丁目にモンブランの日本本店がある、という情報も真偽のほどはわからないような状態。メンテナンスはしてくれるという情報はあっても、モンブラン社からではない第三者のブログの情報では心もとない。

とりあえず、週末にKと二人で銀座に行ってみることにした。

銀座一丁目から中央通りの歩行者天国を歩いていくのだけれど、5丁目くらいからモンブランの本店はないのではないか、という懐疑が芽生え始め、6丁目の手前では、モンブランの本社はきっとすでに撤退してしまっているに違いないという悲観がわたしを支配した。6丁目をわたるときにはそれは確信となっていた。

「ちょっとちょっと。なんでそんなにモンブランを日本から撤退させたいの」

とKに笑われてもわたしの確信は揺らがない。

でも、7丁目の交差点のところにモンブランの銀座本店はありました。

メンテナンスは3階らしいので登っていく。すると実験白衣のおねーさんがお出迎えてくれ、感じのいいソファーを勧められた。座ると、白衣のおねーさんが膝まづいてこちらの要望を聞いてくれる。

これってなんだか「理系さん喫茶」みたい。理系の白衣萌の人はモンブランを買ってメンテナンスに出すといいかも。受け取りに行く日がとっても楽しみ。

問題の万年筆は二本ともペン芯が完全に腐食していて、首芯も腐食が進んでいて、ペン軸にはひびが入っていた。要するに、ペン先以外は総替え。ま、20年も使っていればね。両方ともペン先も研いでもらってワンランク細くすることにしたので、帰ってくるときはまったく新しい万年筆になっているはず。