小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

こんな灰色の日には

朝から曇っていて風が強い。バイクで通勤するKを心配しながら窓の外を見ていると小雨が窓に当たって乾いた音を立てている。

タツに入って図書館から借りてきた本を読んでいるとおかめが寝ているのが見えた。相変わらず猫として緊張感が足りない寝姿を眺めていると、なんだか朝から酒を呑んで酔っ払ったおっさんが寝ているみたいに見える。

「うぃっく。おねーちゃん」

「もう一合、熱燗つけて♪」