予行演習
防災セットに入れていた火がなくても食べ物を温められるものの使用期限が切れていた。Kがそれなら花見にそれを持って行って、熱燗付けたりしようと言った。そこで、食べ物を温めるものの予行演習を兼ねて花見に行った。
ネットで調べて、熱燗ならだいたい3分で温まるという情報を手に入れた。また一回開けると蒸気が逃げてしまうので追加では温められないらしい、など。
途中で、おいしい団子を買った。ずんだといそべと醤油と桜餅(道明寺)。コンビニによってホタテのバター焼きもつまみに買った。それから紙パックの鬼殺し。
途中で白い桜を見つけた。
桜は満開をやや過ぎていて枝の下のほうは散り初めていた。でも、上のほうは満開。まさに盛り。食べ物を温められるものを準備し、熱燗とホタテのおつまみを温めた。使用期限は切れていたものの、30秒ほどでぷしゅと音がし始めて蒸気が立ち上ってきた。袋を閉じて3分待つ。そして、できた熱燗を手に桜を見る。屋上から見ているので、目の高さに桜が広がる。
いつも花見に行くと、地面に座って見上げていて、それが首にきつかったなあ。まっすぐ前に桜が見れるって、なんて首にやさしいんだろう、と感慨深いお年頃。
また、食べ物を温めることができるものの使い方もわかった。温める長さごとに食べ物を振り分けておくと効率よくできそう。追加で温めることはできないけれど、追い水をすると再び熱を発する可能性があることもわかった。予行演習って大事だな。