冬の入り口
頂き物のラフランスとリンゴがあるのでmulled wineを作った。
安い赤ワインにラフランス、リンゴ、オレンジを入れ、バニラビーンズとシナモンとクローブ。ナツメグはすりおろして。きび砂糖、マラドンソルトひとつまみ。スパイスとバニラと果物の香りが部屋に立ち込めると、今年も冬が来たなと思う。
フルーツたっぷりのmulled wineはお酒という感じがしなくて、午後も早いうちから飲んでも違和感がない。でも、やっぱりアルコールなのでほんのり酔っぱらって、いい気分。ガスコンロにかけておくとどんどん煮詰まるので、ヨーグルトメーカーで保温をする。Mulled wineで体の中から温まり、こたつで体の外から温まり。Kは温まりすぎて、殻からはみ出たヤドカリみたいにこたつの外でグデていて。
若いころは暖かくて甘いフルーツ入り赤ワインなんてつまんない、と思っていたけれど。ここしばらく、muled wineの良さがわかってきた。こういうのも大人の味なのかな。
少し前まではこの風景の中の見えないところ(こたつの中)におかめがいたんだな、とも思う。こたつが広くなったよ。
やらなきゃいけないことはたくさんあって、手を付けていないんだけど。まあいいや、って気になっている。冬の入り口の日曜日の午後。