小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

金曜日に面接を受けた。

「そうですね〜。こちらに書かれておられる動機も、提出していただいた課題文も、まったくそのとおりでもう言うことはないんです。すばらしいです」

ありがとうございます。

「ただねえ、ちょっと心配しておりまして。やはり若い人が多いものですから、お遊び気分が漂うことが多いというかなんというか…。そういう中でこのようにすばらしい経歴を持つ方がなじめるかどうか…」

いえ、わたしはそんなにまじめな人間ではないので、ほかの人が遊び気分でいたところでそれに対して怒るなんてことはありません。どちらかというとわたしも一緒にサボってしまうというか…。

「なるほど。しかし、やはりあなたの場合、オーバースペックというかなんというか…」

わたしの経歴なんて見た目はすごいかもしれませんが、そんなにたいしたものではありません。

「いや、でもですね、しっかり社会人として生活していらっしゃった方が大学を出たばかりの若い人たちを見るとやはり不満も多いかと思うんですよ」

それを言うならば、わたしもまともな職に付いたことがありません。日本でも社会人として生活したことがありません。なので、日本の社会から見ればいい加減な未熟者であると思います。


…というわけで、面接で自分は不真面目でたいした経歴もなくまともな職にもついたことがないと言ってしまいました。どうしてもしたいことだからそのようなことについては心配しなくても大丈夫とアピールをしたかったんだけど。

この話をしたらKが笑うこと笑うこと。面接で自分は不真面目とかアピールするなんて信じられない、と。わたしだって信じられないよ。

そういうわけで、日本で自分の生活を立て直すためにいろいろと画策をしておりますが、前途は多難なようです。