小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

それは1.5文字だけど

Sexualityを

セクシャリティ

と表記しているのをよく見かける。わたしは細かいことだけれどそれが不満でならない。発音に忠実にセクシュアリティと表記すべきではないか、そうでないのであれば性指向という日本語があるのだから日本語を使えばよいではないか…とおかめに不満を聞いてもらう。

わたしは一応同性愛者であるけれど、それは「一応」と断らなければいけない程度だ。それが自分のアイデンティティーのよって立つところでもないし、政治的にどうのこうのとか歴史的にどうのこうのって言うのも、大学の一般教養レベル程度のことしか知らない。L Wordは見る気もない。

そんなわたしだが、中山可穂はたまに読む。図書館のやけに充実した中山可穂コレクションの中から一冊ずつ借りて読んでるくらいだけど。

中山可穂の「サイゴン・タンゴ・カフェ」を読んでいたら

セクシュアリティ

と表記されていてものすごくうれしかった。



タンゴの映画といえば、Last Tango in Parisを思い浮かべる人が多いと思うけど、わたしの熱狂的なお勧めはNakid Tangoです。「サイゴン・タンゴ・カフェ」に入ってる「ドブレAの悲しみ」のノーチェはこの映画のCholoにあまりにも似すぎている。