ボスホラスへいったことはないけれど
久しぶりにエセーニンを読んだ。「ペルシャのモチーフ」の中に件の「ボスホラスへは行ったことがない」という詩が入っている。
その詩を読み返しているうちにターキッシュデライトを食べたくなった。バラの香料が入っているピンクのターキッシュデライト。わたしもボスホラスへは行ったことがないけれど、碧の海がバラの香料の立ち上る向こうに見えてくる。
参考までに…
ボスホラスへは行ったことがない。
ボスホラスのことは 君 聞いてくれるな。
でも、僕は海を見たんだ、君の目に。
碧の火の燃える海なのだ。
内村剛介の訳です。五木寛之が「四季シリーズ」のエピグラフに引用して有名になった詩です。わたしもこのエピグラフで知り、その後どうしても全部を読みたくて詩集を探し、ロシア文学を志し…。
ええ、挫折しましたよ。アルファベットを覚えられなくてさ。笑。
ターキッシュデライトは「ナルニア国物語」に登場するらしいですね。わたしは読んでないので知りませんが。が、知っていることが一つ。
あれは、ナルニア、ではなく、ナーニャ、と発音するのが正しい。