春雨
昨日の夜は倒れてしまいたいくらいに疲れていたのだけれど、なぜか散らし寿司を作ると心に決めていて実行してしまった。散らし寿司よりもばら寿司にしたかったのだけれど、上に乗せる豪華な刺身類がないので散らし寿司でいいことにした。でも、アサリと海老とカリカリ梅を混ぜ込むことで少々豪華な散らし寿司を演出してみた。アサリと海老を塩湯でして下味つけて生姜で臭みを抜いたり、竹の子やらにんじんやらの千切りを甘辛く煮付けたり、コメを寿司用に硬めにたいたり。
散らし寿司というと上には錦糸卵が決まり。錦糸卵をつくろうと卵を混ぜていて、
「黒砂糖は使っちゃだめ。。。」*1
と思いつつ、黒砂糖を入れてしまった。卵の色がものすごくおいしくなさそうないやな色になってしまった。…おいしかったけど。
それでわかめと春雨のスープ(なぜか中華風)も作っていた。春雨はKがわざわざ送ってくれたもの。息子がテーブルの用意やらなんやらをしながら鍋の中を覗き込んだ。…あ、息子が食べたいってしつこくいったからわたしは散らし寿司を作っているのでありました。
「これ、ムーミン?」
「は?」
「ムーミン?」
「…これのどこがスウェーデンやねん」
「Isn't that noodle made with Moomin?」
…一瞬、非常にいけないことを想像してしまった。
「No. What makes you think so?」
「YOU said it's made with Moomin! The beans!」
「…You mean moong beans?」*2
「Ya, that's it!」*3
その後、春雨のおいしさに惚れたことを延々と話す息子に脱力しながら乾燥わかめをスープに入れたら入れすぎた。
そういうわけで、昨夜は色の美しくない錦糸卵の乗った散らし寿司と、ムーミンは入っていないけどわかめが入りすぎていている春雨スープを食べた。