小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

Affluenza

Affluent + influenza

現代病の一種。他者と自己を比べて不幸になり精神を病むことが多い。自分の喜びを大切にすること。それだけがこの病を逃れるワクチンらしい。子供に対しては、親がしっかり一緒に遊ぶと将来的にこの病に対して抵抗力がつく…らしい。

  • Affluenza by Oliver James

Extract of the book by Telegraph
"ほとんどの人はより大きくよりよいものを求めている。家、豊胸手術、ペニス拡張、テレビ、車。わたし達はわたし達の生活を収入や財産、外見、そして名声で規定しようとしている。そしてそうすればするほどわたし達はどんどんと惨めになっていくだけだ。"


…さて、もしわたしが自分の生活を収入や財産や外見や名声で定義したら。結果はおのずとわかることですが、最低です(笑)。

ブランド物なんてバックも靴もなんにも持ってないし、というか、いらんし。洋服はジーンズにTシャツ二枚、シャツ二枚。あとサマードレスがぼちぼち。お金ないし、洋服に使うなんてもったいないことできないよ。ファッションに興味ないし。靴は二足。収入…笑。外見?名声?社会的地位??

なーんももってない。…まあね、持たないことによって消費社会に対する一つの反抗姿勢を政治的に示してるってのはあると思います。たぶん。だから、そういう意味ではわたしもこのAffluenzaという病から逃げ切れてないかもね。

でも、わたしにはかわいいかわいいどんくさくて愛すべきおかめがいる。味のある息子もいる。

そして、なによりもKがいる。

よりよい何かとかより多くの何かとかより大きな何かじゃなくて。人と比べて自分がどうかってことじゃなくて、わたしには大切な人や猫がいてそれは絶対に交換不可能で、Kやおかめにとってもわたしは交換不可能で*1

だから、なんにもいらないし、とっても幸せなんだろうな。

*1:息子はいいのです。子供は親を捨てなければいけないから。親から離れて自分の個人の人生を作らないといけないから。そういう意味で子供とペットって絶対に同一視できない。わたしは息子の母親だけどおかめのママではないんだよな。